今回のワールドカップサッカーでは、誰も、日本がドイツとスペインに勝つなど想像してはいなかったと思います。私も、スペインに勝つ気で当たれば引き分けはもぎ取れると思ったけれど、まさか勝てるとは想像していませんでした。
スペインがわざと2位を狙ったという話もあるけれど、ハーフタイムのあたりではコスタリカがドイツに勝ってたので、そこで負けたら決勝トーナメントに出られなくなるので、本気で当たっていたと思います。

日本以外も、たとえばサウジアラビアがアルゼンチンに勝ち、モロッコがベルギーに勝ち、カメルーンがブラジルに勝つなど、番狂わせが目立ちます。
決勝トーナメントに出たのも、セネガルやモロッコやポーランドやオーストラリアなど割と珍しい国が多い気がします。
今までそれほどサッカーが強くなかったアジア、アフリカ、オセアニア、東ヨーロッパが、強豪の多い西ヨーロッパや南米に追いついてきたのだと思います。
今の日本代表選手も、海外の一流チームで活躍している人がけっこういるので、日本のサッカーが世界レベルになりつつあるということでしょう。

ポゼッション率は史上最低だそうで、確かに見ていてドイツもスペインもなぜこれで勝てないのかという感じでした（そしてコスタリカ戦では逆に日本があれだけ押していてなぜ勝てないのか、という感じでした。）
実力はまだまだドイツ・スペインには並ばないけれど、食らいついていけば勝機はある、それが今の日本であり、他の、番狂わせを起こした国のチームなのだろうと思っています。

だからといって次回のワールドカップで、「前回大会はドイツ・スペインを下した日本！今大会はいけるでしょう！」なんていったら絶対足元掬われます。
（見える、見えるぞ・・・アナウンサーと解説が「前回はドイツ、スペインに勝利しましたからねぇ、今大会は出場の可能性が高いですねぇ１チームはとても格下の〇〇ですからここは確実にキメれると思います」なんて言ったとたんその〇〇に負ける未来が！そして格上のヨーロッパや南米のチームにはボロボロにされて敗退する未来が！）
実力はまだ互角ではない、「諦めずに食らいついていけば勝機がある」レベルなのですから。そして日本と同様、あまり強く無いと思われていた国のチームもどんどん力をつけていっているのですから。

とりあえず今回は「目標はベスト8進出」なんて考えず、優勝するつもりで当たってほしいです。きっとそれでベスト8でしょうから。

ところで私は、実は日本を応援していないのです。
毎回、応援しているところは固定です。
応援しているチームは、予選落ちしました。今大会は本当にやる気がなさすぎたし、慢心もあったと思います。予選落ちも、起こるべくして起こりました。
4年後はまた最強の一角になってほしいものです。さすがに3大会連続で予選落ちはしないでほしい、です。

若い選手が育っているので、4年後は楽しみです。

個人的にドイツは大好きなのです。
今は当たり前になったシュトーレンも、今から四半世紀も前に作っていました。
（でも今年は食べないよ！買わないよ！作らないよ！）

昔やっていたドイツ語も、またやり直したいなぁ・・・なかなか時間がとれなくて、でも言い訳ですよね。
Ich kann es schaffen, wenn ich es versuche. Wenn ich nichts versuche, kann ich auch nichts erreichen. (やればできるし、やらなければできない。）